S.N:電気工事業の公共工事と民間工事についてお聞きしたいと思います。現在の売上構成比率についてお聞かせ下さい。
Y.М:売上構成比率は年度によって異なり、過去5年間の平均は公共工事35%、民間工事が65%です。特に公共工事は多数の業者による入札の為、受注出来る可能性が低く、また落札する金額も数百万円~数億円と大きな差があり、年度によって売上構成比率に大きな差が出ます。
S.N:双方の工事を請け負うメリットやデメリットがあると思いますが、まず公共工事のメリット、デメリットを教えて下さい。
Y.М:公共工事のメリットは、担当者と対等な関係で工事を進めることができます。また発注者は市や県等なので工期の遅延や変更などが少ない点だと思います。デメリットの方ですが、公共工事は殆んどが入札のため、積算精度を上げて応札しないと落札することが出来ない事です。
S.N:次に民間工事のメリット、デメリットは何でしょうか。
Y.М:民間工事のメリットは営業力次第で多くの物件を受注することが可能になります。また、高い技術力やサービスをご提供する事でお客様に喜んでいただければ次の受注に繋げられる事ではないでしょうか。要するに努力が報われる可能性が高いことです。一方デメリットの方は、受注するには価格の競争も必要になる点です。
S.N:双方のメリット、デメリットを語って頂き有難うございました。それでは、「たちばな無線」として、公共工事と民間工事の両方を請け負う理由は何処にあるのでしょうか?
Y.М:どちらの工事も、その年度によって発注される工事の種類、発注件数が異なります。当社技術者の空き状況、売上目標によってどちらも選択できる事が、公共工事、民間工事の両方を請け負う理由になっています。
S.N:続いて電気工事業の今後の展望、見通しについてお聞きしたいと思います。住宅着工件数は年々減少が続いておりますが、将来的に電気工事は増えるのでしょうか、それとも減るのでしょうか?またその理由も教えて下さい。
Y.М:確かに住宅着工件数は減少しておりますが、電気は産業や人々の生活に欠かせないインフラです。ビルやマンション、工場、学校、住宅など、メンテナンス需要はこれからも続きます。また今後は、経営者の高齢化や後継者不足による廃業により、当社のような電気工事会社は減少傾向にありますので、電気工事の発注件数が現状と同じだとしても1社当たりの受注件数は増えるでしょう。
S.N:それでは「たちばな無線」が今、何故、人材を採用したいのか、その動機を教えて下さい。
Y.М:有難いことに、現在、民間工事で沢山のご依頼、ご相談を頂いているにも関わらず、人手不足で断わざるを得ない状況が続いております。また公共工事も、技術者の人数分しか受注ができないという規則があり、人材の確保を急ぎたい!それが採用の動機です。
S.N:最後に、「たちばな無線」が求める人材像、人物像、どういう動機を持った人に入社して欲しいか教えて下さい。
Y.М:電気工事は、手に職がつき、生涯続けることができる仕事ですので、じっくり腰を据え長く続けられる方を希望します。また、様々な方と仕事を進めるため、コミュニケーション能力の高い方や、国家資格の取得のための学習意欲を持った向上心のある方を求めております。もちろん資格取得の実現を全力でサポートしていきます。
S.N:社会人の経験の有無、建設業や電気工事の経験有無など、経歴は人それぞれ異なりますが、入社後どういう仕事をお任せするのでしょうか。
Y.М:たちばな無線での仕事は多岐に渡ります。具体的には営業活動、現場での施工管理・電気工事、CADによる図面作成、見積書・請求書作成などです。入社された方の経歴、得意分野を伸ばせる仕事をお任せしたいと思います。
S.N:Y.Mさん、本日は有難うございました。